子どもが虫歯になったらどうする?歯医者での治療の進め方と予防法|たくみ歯科クリニック | 上尾市羽貫駅にある歯科・歯医者

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子どもが虫歯になったらどうする?歯医者での治療の進め方と予防法

子どもが虫歯になったらどうする?歯医者での治療の進め方と予防法|たくみ歯科クリニック | 上尾市羽貫駅にある歯科・歯医者

2025年7月25日

子どもが虫歯になったらどうする?歯医者での治療の進め方と予防法

 

子どもに虫歯ができたとき、保護者の方は不安や心配を感じることが多いでしょう。
特に初めての虫歯であれば、「何歳から治療できるのか?」「どんな治療をするのか?」といった疑問も出てくるかもしれません。
虫歯は放っておくとどんどん進行し、将来的には永久歯にまで影響を及ぼす可能性があります。
だからこそ、早めの対応と日頃からの予防が非常に重要です。
今回は、子どもの虫歯に対する年齢別の対応、進行度に応じた治療の進め方、さらに予防法について解説します。

 

1. 子どもの虫歯治療は何歳から?年齢別の歯医者での対応

個人差はありますが、乳歯は生後6か月頃から生え始め、1歳を過ぎると虫歯になる可能性が出てきます。
特に、奥歯が生え始める1歳半〜2歳頃や、乳歯が生え揃い歯と歯の間の隙間が少なくなる3歳頃は、虫歯になりやすい時期と言えるでしょう。
虫歯は自然に治ることはなく、放置するとどんどん進行するおそれがあります。そのため、虫歯ができた場合は年齢にかかわらず治療が必要です。
ここでは、子どもの年齢に応じた歯医者での対応について解説します。

①2〜3歳頃

乳歯が生え揃うこの時期は、特に虫歯ができやすくなるタイミングと言われています。 この頃は治療よりも予防が中心で、初期の虫歯であれば経過観察やフッ素塗布などの処置が行われることがあります。 まずは歯医者の雰囲気に慣れるための「歯医者さんトレーニング」から始めることが多いでしょう。

②4〜5歳頃

この時期には歯医者に慣れてくる子どもが増え、本格的な治療に進むケースも見られます。 初期の虫歯にはフッ素塗布やシーラント処置を行い、進行した虫歯は削ってレジンで修復することがあります。

③6歳以降

永久歯が生え始めるこの時期は、虫歯の影響が将来の歯並びや噛み合わせにも及ぶ可能性があります。 そのため、虫歯の治療だけでなく、噛み合わせのチェックや定期的なメンテナンスがより重要になります。 これらはあくまで目安で、実際には子どもの年齢だけでなく、性格や治療への協力度、痛みの感じ方も考慮し、無理のない範囲で進めることが大切です。 怖がりな子どもには、慣れるために複数回に分けて治療を進める場合もあります。

 

 

2. 虫歯になったらどんな治療をする?進行度別の歯医者での治療法

虫歯の治療法は、進行度によって大きく異なります。ここでは、虫歯の段階ごとにどのような治療が行われるかを解説します。

 

①超初期の虫歯

歯に穴はまだ開いておらず、歯の表面が白く濁った状態です。この段階であれば、歯を削らずに済むこともあります。フッ素塗布や正しい歯磨きの指導を受け、虫歯の進行を防ぐ処置が行われることが多いでしょう。

 

②初期の虫歯

歯の表面のエナメル質に、小さな穴があき始めた段階です。痛みはほとんど感じないことが多いですが、放っておくとどんどん進行する可能性があります。この場合は、虫歯になった部分を少しだけ削って、レジンと呼ばれる白いプラスチックを詰める治療が一般的です。

 

③中等度の虫歯

虫歯がエナメル質の下にある象牙質まで進行した状態です。冷たいものや甘いものがしみたり、軽い痛みを感じることがあります。この段階では、虫歯の部分をしっかり削ったあと、詰め物を装着する治療が行われることがあります。

 

④神経に達する虫歯

虫歯が歯の神経まで達し、強い痛みを伴うことがあります。この場合は神経の治療が必要で、神経を除去した後に薬を詰め、その上から被せ物を装着するのが一般的です。乳歯の神経治療は、将来生えてくる永久歯に影響を与えないよう、特に慎重に進められます。

 

⑤歯根まで進行した虫歯

虫歯がかなり進行し、歯の大部分が溶けて根だけが残った状態です。この場合、歯を抜くことになるケースが多くなります。乳歯を早く抜くと、将来生えてくる永久歯の歯並びに影響が出る可能性があるため、歯科医師とよく相談し、必要に応じてスペースを保つ装置(保隙装置)を使うこともあります。 治療後も定期検診やフッ素塗布、適切な歯磨き習慣の見直しが虫歯再発防止に重要です。 どの段階でも早期発見・治療が子どもの歯の健康を守るポイントとなります。

 

 

3. 子どもの虫歯を防ぐために、家庭と歯医者でできる予防法

 

虫歯治療も大切ですが、何より虫歯にならないための予防が最も重要です。特に乳歯の時期に虫歯が多いと、将来生えてくる永久歯に悪影響を及ぼすことがあるため、予防を意識した習慣づくりが欠かせません。 以下では、具体的な子どもの虫歯予防法について解説します。

 

①毎日の正しい歯磨き習慣を身につける

歯磨きは虫歯予防の基本中の基本です。子どもだけで磨くとどうしても磨き残しが出やすいため、小学校低学年くらいまでは、保護者の「仕上げ磨き」が欠かせません。 特に寝る前の歯磨きを丁寧に行うことで、口腔内の虫歯菌を減らし、虫歯のリスクを抑えやすくなります。

 

②フッ素とシーラントを上手に活用する

フッ素には歯の質を強くし、虫歯になりにくくする効果があります。そのため、歯医者で定期的にフッ素を塗ってもらうことで、虫歯予防が期待できます。また、汚れが溜まりやすい奥歯の溝には、シーラントという白い保護材を詰める処置も有効です。

 

③おやつは「いつ・何を」食べるかが大切

おやつを頻繁に食べたり、だらだら長時間食べ続けたりすると、口腔内に糖分が残りやすくなり、虫歯のリスクが高まることがあります。おやつは1日2回までなど時間を決め、甘いお菓子やジュースはできるだけ控えることが虫歯予防につながるといえるでしょう。

 

④定期検診でチェック

虫歯は初期の段階で痛みなどの自覚症状がほとんどないため、定期検診がとても重要です。 3ヶ月から半年に一度は歯医者でこまめにチェックしてもらい、クリーニングや歯磨き指導も受けるとよいでしょう。 子どもの歯を守るためには、日々のケアと定期検診を続けることが何より大切です。親子で取り組み、健康な歯を長く保ちましょう。

 

 

 

4. 上尾市の歯医者 たくみ歯科クリニックの小児歯科

上尾市の歯医者 たくみ歯科クリニックの小児歯科では、お子さんの成長発育に応じて、むし歯や歯肉炎の予防・治療を行っています。乳歯から永久歯への生え変わりを見据え、正しい歯みがき習慣や生活指導を通して、生涯にわたる健康な歯の基盤づくりをサポートしています。初めての歯科通院でもリラックスできるよう、優しい声かけと丁寧な診療を心がけています。

 

■ 当院の小児歯科ポイント①:子どもが安心できる診療環境づくり

お子さん・保護者ともに安心して通えるように明るく親しみやすい雰囲気づくりと、治療への不安を和らげられるように丁寧な説明で診療を行っています。

 

■ 当院の小児歯科ポイント②:虫歯を防ぐ予防処置が充実

フッ素塗布・シーラント・歯みがき指導など、むし歯予防に効果的な処置を定期的に実施。乳歯や生えたての永久歯をしっかり守ります。

 

■ 当院の小児歯科ポイント③:成長に合わせた継続的なサポート

歯並びやかみ合わせ、生活習慣まで含めた長期的な視点で、お子さんの将来の健康まで見据えたケアを提供しています。 お子さんの歯の健康は、将来の笑顔や生活の質に直結します。上尾市の歯医者 たくみ歯科クリニックでは、お子さんとご家族に寄り添いながら、楽しく通える歯科医院を目指しています。まずはお気軽にご相談ください。

 

▼たくみ歯科クリニックの小児歯科の詳細はこちら
https://dc-takumi.com/medical/medical06/

 

 

 

まとめ

子どもの虫歯は、早期発見・早期治療が何より大切です。年齢に応じた治療や子どもの気持ちへの配慮、そして保護者のサポートが重要な役割を担います。 また、乳歯の虫歯は永久歯の健康や歯並びにも影響することがあるため、日頃の生活習慣の見直しと定期検診が欠かせません。 家庭と歯医者が連携しながら、子どもの歯を守る予防と対応をしっかり進めていきましょう。 上尾市周辺で子どもの虫歯治療についてお悩みの方は、たくみ歯科クリニックまでお問い合わせください。

 

監修:たくみ歯科クリニック
院長 荒木 拓道(あらき たくみ)

《経歴》
2009年3月 日本歯科大学新潟生命歯学部卒業
2009年4月 医療生協さいたま 生協歯科臨床研修医・入職
2010年3月 医療生協さいたま 生協歯科臨床研修終了
2015年4月 医療生協さいたま あさか虹の歯科
2016年4月 東京医科歯科大学歯学部付属病院 研修登録医
2017年3月 東京医科歯科大学歯学部付属病院 研修登録医終了
2019年4月 埼玉西協同病院歯科 歯科医局長
 

《資格・所属学会》
日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士
日本歯科放射線学会 歯科用CBCT認定医
厚生労働省認定 歯科医師臨床研修指導医
日本睡眠歯科学会
日本栄養治療学会
日本老年歯科医学会
日本障害者歯科学会

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