子どもの歯列矯正はいつから始める?適切な時期と注意点とは|たくみ歯科クリニック | 上尾市羽貫駅にある歯科・歯医者

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子どもの歯列矯正はいつから始める?適切な時期と注意点とは

子どもの歯列矯正はいつから始める?適切な時期と注意点とは|たくみ歯科クリニック | 上尾市羽貫駅にある歯科・歯医者

2025年9月26日

子どもの歯列矯正はいつから始める?適切な時期と注意点とは

 

子どもの歯並びは見た目だけでなく、噛み合わせや発音、将来的なむし歯や歯ぐきの健康にも影響を与える重要な要素です。しかし「矯正は何歳から始めるのがよいのか」「早すぎても遅すぎても問題はないのか」と迷う保護者の方は少なくありません。歯並びの改善には、成長期の体の変化を活かすことができる一方で、タイミングを誤ると長い治療や追加の処置が必要になることもあります。 今回は、子どもの歯列矯正を始める適切な年齢の目安や、治療を始める前に確認しておきたいポイントについて解説します。

 

1. 子どもの歯列矯正はいつから始める?

子どもの歯列矯正を始める時期は、乳歯から永久歯への生え変わりや、あごの成長段階によって異なります。年齢別におおよその目安をまとめると、以下のようになります。

①乳歯列期(3〜6歳頃)

この時期は、すべて乳歯で構成される「乳歯列期」にあたります。あごの発達状況や口呼吸の有無、舌の癖などを観察し、将来的な歯並びや噛み合わせに影響が出ないように注意が必要です。必要に応じて、予防矯正としてあごの成長をサポートする装置を使うこともあります。

②混合歯列期前半(6〜9歳頃)

乳歯と永久歯が混在し始めるこの時期は、「混合歯列期前半」にあたります。前歯の並びや噛み合わせのズレが見えやすくなり、歯列の乱れが気になることもあります。特に、前歯の重なりやすき間が目立つ場合には、子どもの歯列矯正について早めに歯医者へ相談することが推奨されることもあります。

③混合歯列期後半(9〜12歳頃)

この時期(混合歯列期後半)は、奥歯の噛み合わせや永久歯の生えそろい方を確認し、矯正が必要かどうかの判断を行う重要なタイミングです。子どもの歯列矯正においては、本格的な治療が検討されることが多く、将来のあごの成長や顔立ちへの影響も考慮しながら、治療方針が決められます。

④永久歯列期(12歳以降)

永久歯がほぼそろう「永久歯列期」には、子どもの歯列矯正も成人矯正と同様に進められるようになります。ただし、この時期は成長期が終わるため、あごの骨格に関わる大きな修正には限界があり、場合によっては外科的な対応が必要となることもあります。

  矯正を始める時期に「何歳からが正解」という決まりはありません。子どもの歯並びや成長発達の状況によって、最適なタイミングは一人ひとり異なります。

 

 

2. 子どもの歯列矯正を始める前に確認しておきたいポイント

矯正治療をスムーズに進めるためには、開始前にいくつかの点を確認しておく必要があります。

 

①歯並びの状態

前歯の重なりや奥歯の噛み合わせ、出っ歯や受け口などの傾向を把握することが大切です。見た目だけでなく、かむ力や発音への影響も確認しましょう。

 

②生活習慣

口呼吸や指しゃぶり、爪をかむ癖などは歯並びに悪影響を与えることがあります。矯正を始めても習慣が残っていると歯が再び乱れる可能性があるため、改善が必要です。

 

③口の中の健康状態

むし歯や歯ぐきの炎症があると装置を装着できないことがあります。治療をスムーズに進めるためには、事前に口内を健康な状態に整えることが基本です。

 

④本人の理解と協力

子どもの矯正は長期にわたるため、本人が前向きに取り組めるかが重要です。特にマウスピース矯正は毎日の装着時間を守れるかどうかで結果に差が出ることがあります。

 

⑤保護者のサポート体制

通院や毎日のケアには保護者の協力が欠かせません。治療方針や費用についても、家族でよく話し合っておくことが望まれます。

 

このように、小児矯正は歯並びの改善だけでなく、生活習慣や口内環境を整える役割もあります。始める前に家族全員で内容を理解し、準備を整えることが治療成功につながります。

 

 

3. 子どもの歯列矯正で注意すべきこと

 

子どもの歯列矯正は長期にわたるため、途中でトラブルや予想外のことが起こる可能性もあります。治療を順調に進めるためには、以下の点に注意しましょう。

 

①装置の管理

子どもの歯列矯正で使われる矯正装置には、取り外し式と固定式があります。どちらの場合も破損や紛失に注意が必要です。特にマウスピースの場合は、決められた装着時間を守れるかどうかが治療効果に影響します。

 

②通院の継続

子どもの歯列矯正では、歯を計画的に動かすために歯医者による定期的な調整が欠かせません。通院を怠ると歯の移動がうまくいかず、治療期間が長引く可能性があります。

 

③むし歯・歯ぐきのトラブル予防

装置の周囲は汚れがたまりやすく、むし歯や炎症の原因になります。フロスや歯間ブラシを使った丁寧なケアが重要です。

 

④食事への配慮

子どもの矯正治療中は、食事にも注意が必要です。硬い食べ物や粘着性のあるお菓子は矯正装置の破損につながることがあります。また、砂糖の多い飲食はむし歯のリスクを高めるため、日常の食習慣を見直すことが大切です。

 

⑤本人のモチベーション維持

矯正治療は長期間に及ぶため、途中でやめたくなることもあります。治療前後の写真を比較したり、歯医者での説明を通じて成果を実感できるよう工夫することで、継続しやすくなります。

 

子どもの歯列矯正は、歯医者だけでなく、子ども本人と家族が一緒に取り組むことで成功につながる治療です。毎日の管理や意識づけが結果に大きく影響するため、家庭と歯医者がしっかり連携してサポートすることが大切です。

 

 

 

4. 上尾市の歯医者 たくみ歯科クリニックの小児歯科

上尾市の歯医者 たくみ歯科クリニックの小児歯科では、お子さんの成長発育に応じて、むし歯や歯肉炎の予防・治療を行っています。乳歯から永久歯への生え変わりを見据え、正しい歯みがき習慣や生活指導を通して、生涯にわたる健康な歯の基盤づくりをサポートしています。初めての歯科通院でもリラックスできるよう、優しい声かけと丁寧な診療を心がけています。

 

■ 当院の小児歯科ポイント①:子どもが安心できる診療環境づくり

お子さん・保護者ともに安心して通えるように明るく親しみやすい雰囲気づくりと、治療への不安を和らげられるように丁寧な説明で診療を行っています。

 

■ 当院の小児歯科ポイント②:むし歯を防ぐ予防処置が充実

フッ素塗布・シーラント・歯みがき指導など、むし歯予防に効果的な処置を定期的に実施。乳歯や生えたての永久歯をしっかり守ります。

 

■ 当院の小児歯科ポイント③:成長に合わせた継続的なサポート

歯並びやかみ合わせ、生活習慣まで含めた長期的な視点で、お子さんの将来の健康まで見据えたケアを提供しています。 お子さんの歯の健康は、将来の笑顔や生活の質に直結します。上尾市の歯医者 たくみ歯科クリニックでは、お子さんとご家族に寄り添いながら、楽しく通える歯科医院を目指しています。まずはお気軽にご相談ください。

 

▼たくみ歯科クリニックの小児歯科の詳細はこちら
https://dc-takumi.com/medical/medical06/

 

 

 

まとめ

子どもの歯列矯正は「何歳から始めるのがよいか」という明確な答えはなく、乳歯から永久歯への生え変わりやあごの成長具合によって適切なタイミングが異なります。治療を始める前には、歯並びの状態だけでなく生活習慣や口の中の環境を整え、家族で協力して取り組む準備を整えることが大切です。また、矯正中は装置の管理や通院、むし歯予防に注意し、本人のモチベーションを保つ工夫も欠かせません。 上尾市にお住まいで子どもの歯並びにお悩みの方は上尾市の歯医者 「たくみ歯科クリニック」にご相談ください。

 

監修:たくみ歯科クリニック
院長 荒木 拓道(あらき たくみ)

《経歴》
2009年3月 日本歯科大学新潟生命歯学部卒業
2009年4月 医療生協さいたま 生協歯科臨床研修医・入職
2010年3月 医療生協さいたま 生協歯科臨床研修終了
2015年4月 医療生協さいたま あさか虹の歯科
2016年4月 東京医科歯科大学歯学部付属病院 研修登録医
2017年3月 東京医科歯科大学歯学部付属病院 研修登録医終了
2019年4月 埼玉西協同病院歯科 歯科医局長
 

《資格・所属学会》
日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士
日本歯科放射線学会 歯科用CBCT認定医
厚生労働省認定 歯科医師臨床研修指導医
日本睡眠歯科学会
日本栄養治療学会
日本老年歯科医学会
日本障害者歯科学会

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