歯が抜けた・欠けた
歯が抜けた・欠けた
止血する
外傷によって歯が抜けたり欠けたりした場合には出血します。清潔なガーゼ(なければティッシュペーパーなど)を丸めて出血している部分に当てて、しっかりと噛んでください。正しく圧迫止血が行われていれば20分程度で出血が止まります。
歯を保管する
歯が抜ける、かけてしまった場合、適切な方法で保管すれば再植や欠けた部分をくっつけることができる可能性があります。ポイントは、①早く歯科医院で処置すること②歯を擦らないようにすること③歯を乾燥させないことです。受傷から30分以内に処置すると成功率が高いと言われています。
保管方法
感染症のリスク
歯が抜ける、かけてしまった場合、エナメル質の下にある象牙質が剥き出しとなり虫歯菌に感染するリスクが高くなります。また、神経にまで到達し神経障害の可能性もあるので放置せず必ず処置をしてください。
噛み合わせ、歯並びが崩れる可能性
歯が正常な位置にないことによって周囲の歯が動くため、噛み合わせが悪くなったり、歯並びが崩れる可能性があります。歯はお互いに支え合っているので1本だから大丈夫ということではありません。適切な処置を受けてください。
手術が不要であり、比較的短期間で治療が終わるため、よく用いられます。
ただし、固いものが噛みにくい、手入れに時間がかかる、ツメを引っ掛ける歯に負担をかける、入れ歯を支えるバネ(クラスプ)が見えてしまい見た目が悪いこともデメリットとしてあります。
両隣の歯を支えとして、抜けた歯の代用物をかぶせるものです。
メリットはもともとある歯を活かせるため、治療が短期間で済むこと、自分の歯と同じように違和感なく使えることがあります。
しかし、両隣の歯が丈夫でなければならない、ブリッジを入れるために健康な歯まで削らなければならない、両隣の歯に負担がかかるなどのデメリットもあります。
インプラントはブリッジのデメリットを補うものとされています。
手術にて骨に歯の土台となる歯根部を埋め込み、埋め込んだ土台が骨と結合してから歯冠部を装着する、と言ったようにいくつか手順を踏みます。
見た目が美しい、しっかり噛める、周囲の健康な歯に負担がかからないなどがメリットとして挙げられる一方、
治療に手術が必要である、治療完了までに年月を要するなどのデメリットもあります。
また、インプラント周囲炎などにかからないようにアフターケアを継続しなければならないため、長期的に歯科医院に通い続けなければなりません。
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